Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

堀 伸弘

マレーシア

海外で得た一生の思い出

堀 伸弘さん

工学部 機械システム工学科
留学期間:2025年8月10日~8月23日
留学先:マレーシアプトラ大学

<プログラムでの活動内容>
私はこの夏、マレーシア・プトラ大学の学生委員会が主催するサマーキャンプに参加しました。このプログラムには、日本、インド、イギリス、中国、カザフスタンの5か国から計12 名の学生が参加し、現地の学生スタッフとともに2週間を共に過ごしました。

午前中は主にプトラ大学工学部の教授による工学系の講義が行われ、各国の学生とディスカッションを行う機会が多くありました。また、大学内の研究室の見学や、マレーシアの行政都市プトラジャヤ(日本で言う霞が関のような場所)を訪問するなど、非常に充実した内容でした。

午後はフリータイムとなっており、多国籍の学生同士で観光地を巡ったり、スポーツを楽しんだりしました。文化や言語の違いを超えて交流を深めることができ、非常に貴重な経験となりました。

<プログラム参加を通して学んだこと、気づいたこと、参加して得たことなど>
マレーシアは非常に魅力的な国であり、イスラム教を基盤とした文化や生活習慣に触れる中で、強いカルチャーショックを受けました。その一方で、そうした異文化に対する好奇心は滞在中ずっと尽きることなく、新しい発見の連続でした。また、首都クアラルンプールをはじめとする都市部の発展は非常に目覚ましく、これまで漠然と抱いていたASEAN 諸国に対するイメージが大きく変わるきっかけとなりました。

このプログラムを通して最も良かったと感じているのは、人脈を広げることができた点です。多国籍の学生と2 週間にわたって共同生活を送る中で、自然と強い絆が生まれ、今では海外に友人ができたことを心から嬉しく思っています。帰国してからすでに一か月近く経ちますが、現在もSNS を通じて連絡を取り合っており、近々その中の数名が日本を訪れる予定で、他の日本人メンバーと一緒に再会を楽しみにしています。さらに、プトラ大学の教授とも継続的にコンタクトを取っており、自分の専門分野について相談させていただくなど、学術的なつながりも得ることができました。

このような貴重な経験を通じて、視野が広がっただけでなく、今後の進路や研究へのモチベーションも一層高まりました。

<参加を迷っている信大生へのアドバイス>
今年は例年と異なり、信州大学からの派遣がなく、私一人だけの参加となりました。また、日本人全体の参加者も少なかったため、かえって他国の学生との関わりが深まり、自分にとっては非常に良い環境でした。

マレーシアは非常に魅力的な国で、特にイスラム教文化に触れる体験は、日本人にとってまさに"未知との遭遇"です。宗教、文化、生活習慣すべてが新鮮で、好奇心が尽きることはありませんでした。

マレーシアは物価も安く、魅力的なアクティビティも多いので、学生にとって非常に参加しやすい環境です。少しでも興味があるなら、ぜひ参加をおすすめします。迷っている方にこそ、このプログラムに飛び込んでほしいと思います。きっと、かけがえのない経験と出会いが待っているはずです。

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